10月16日(木)
今日から1月末までの2ヶ月半、最終下校時刻が17時となり、18時だった1学期と比べると1時間早く帰宅することになります。そこで、その1時間をどう使うか…今年度前半の学習で定着が危うい教科や単元の学習(復習)に時間を使うことをお勧めします。半年後、進級、進学して困らないよう、×を〇にする取組が必要です。
そこで、よりよい家庭学習が紡げるよう、関西のある中高一貫校の先生だったKさんの言葉を紹介します。
○暗記が上手な子ほど「声にだしながら」勉強している。
・もしかしたらN校の生徒たちだけかもしれませんが、成績の良い子ほど声を出すように思います。これは暗記という点からすれば当然のことなのです。
・茂木健一郎さんの本を読んで、脳科学について勉強をしましたが、「全部の器官をフル動員」させ、目で見て、口で発声して、耳で聞き、手で書く。これを自分の脳に刷り込むイメージで行うと効果的で覚えやすいと書いてありました。 確かにその四つのアクセスで覚えている生徒は、暗記が上手です。下手な生徒は目だけで覚えようとします。情報源に対して一つや二つのアクセス数しかないよりは、三つか四つあるほうが確実に覚えるスピードは速くなりますし、忘れにくくなります。暗記といったどうしても時間が必要な勉強、そして重要な勉強は、効率良く行いたいですよね。 これは言うまでもなく英語に限った話ではありません。理科も地歴公民も同じです。 特に英語をはじめとした言語学習に関しては、音なしで勉強するのは言語道断。家で復習するときにも、必ず音声を聞くように伝えています
・成績の良い生徒ほど、覚えるときは必ず声に出して覚えています。成績が悪い生徒に限って目だけで覚えています。教室を見たら一目瞭然(いちもくりょうぜん)です。 本当に大事なことなので、6年間生徒を持つ間に、「声を出しなよ」と何百回も生徒に伝えていますし、そのたびに生徒たちから「わかってるよ」という顔をされています。 覚えれば覚えるほど、力が高くなることは間違いありません。暗記は苦手ですという人がいますが、暗記が苦手なのは単に反復回数が足りないか、あるいは声を出していないからだと思われます。