お知らせ

転退職された先生からのメッセージ(その2)

2016年05月05日
昨日に引き続き離任式で転退職された先生方のメッセージの一部分を紹介したいと思います。
藤沢先生 皆さんこんにちは。(中略)先生も北中学校で5年間培ったものを大原中学校で発揮しようと努力しているところですが、なかなか通用しないこともあります。環境が変わればいろいろな考え方が変わったりしますので、今苦労をしています。1年生の皆さんもそんな思いを持っていると思います。北中に入って1ヶ月。見ていると立派な北中生の顔になっています。新たな環境になるということは新たな自分に変われるチャンスでもあります。今までできなかったことやこれから頑張りたいということに挑戦できることでもあります。ぜひこの新たな環境にチャレンジしてほしいなと思います。2年生の皆さん。(中略)今年度から先輩になります。この1ヶ月で君たちも先輩の顔つきになってきているなという印象です。先輩になるということはただ学年が1つ上がるということだけではなく、1年生に背中で語らなければならないことがあるし、3年生からの伝統を引き継がなければいけないという面もあります。ぜひ、この1年間でいろいろなことを通して、勉強して先輩になっていってください。そして3年生。(中略)君たちの最後の一年間を見届けたかったし、卒業式に一緒に参加したかったです。(中略)君たちの力なら最後の一年を最高学年を立派に果たしてくれると信じています。(中略)最後に3年生が2年生の時に出前授業で八潮南高校の先生に教わった人は聞き覚えのある言葉だと思いますが、そのときの言葉を皆さんに贈りたいと思います。人は皆平等ではありません。顔つきも違うし、性格も違う。生まれた家も違う。環境も違う。でもみんなに平等に与えられているものがある。それは時間です。この1分1秒という時間はみんな等しく、同じ時間が与えられているのです。(中略)この時間をどう過ごすのか。ぜひ一人一人が大切に時間の使い方を考えてほしいです。北中の5年間、君たちと関わった2年間ありがとうございました。 
笹嶋先生  こんにちは。(中略)1年生は初めまして。2年生は覚えていますか。家庭科を教えるはずだったのですが、1ヶ月ちょっとで教えられなくなり、3年生には国語を教えてしまってすみません。(中略)先生はやることはやりました。(中略)結果に至るまでのプロセスを大事にしてください。適当にやっても同じ結果が出るときと一所懸命やってもその結果になるときがあります。結果は結果ですが、やるべきことはやってください。100%の力でやったときの結果と10%ぐらいの力でやったときの結果では、100%の力でやったときの方を先生は褒めますと、こちらの方を認めますと言ってきました。先生のクラスだった人はわかると思いますが、適当になってもなんとかなるときもあります。でも適当にやったときは自分に何も戻りません。よって、これからは一生懸命やって100%を出すようにしてください。(中略)1・2年生の皆さん、3年生にしかお話ししていませんが、皆さんも頑張ってください。 
若林事務主査   こんにちは。(中略)事務という仕事は皆さんよりもどちらかというと先生方に関する仕事の方が多かったので、なかなか顔を合わせる機会がなかったかもしれないのですが、私の方から一言だけ言葉を残したいと思います。「このあいさつを待っていました」と最初に言いましたが、やはり北中生はあいさつがいいなと思いました。今日、ここに来るときに階段を上った途中で、ものすごく大きな声であいさつをしてくれた生徒さんがいました。これはすごく受ける側も気持ちいいなと思いますし、言った方もきっと心からの気持ちがあったからこそのあいさつだったと思います。あいさつは中学校にいるときだけではなくて、高校に行っても就職してもあいさつはとても大事になります。あいさつがどのくらい大きな声でしっかりと言えるのかは、今後の人生を左右すると言っても過言ではないと思います。あいさつは絶対武器になります。この北中生の立派なあいさつを大きくなっても大人になっても続けてもらいたいと思います。私からの話は以上です。
吉川先生  こんにちは。久しぶりです。私は今年で仕事を辞めることにしていましたので、今の3年生と同じことだと思いますが、一つ一つの行事がこれが最後だなと思っていました。3年生の皆さんは今度はそういうふうになるので、ぜひしっかりと味わって生活してください。北中の思い出をいっぱい作ってください。1年生の皆さんはようこそ北中へ。私はもう北中の職員じゃありませんから、ようこそという気持ちでいっぱいです。とても先輩たちは安心できる人たちですし、北中で良かったなと思えると思います。(中略)退職したら時間がいっぱいあると思っていました。好きなことを好きなだけできると思っていました。けれども意外とそうではない。私にとっての24時間は24時間でしかない。皆さんもそうですが、それしかなかったんです。もっといっぱいというのは感覚の問題でした。時間が足りなくなってきたなという感じです。これから過ごす中学校の時間をよく味わって、私はこれをしていたんですよっていえるような時間を過ごしてほしいなと思います。それから元気に過ごしてください。元気でないと心まで元気がなくなってしまうと思います。ぜひ助け合って元気に過ごしてください。今日はありがとうございました。
田川先生   こんにちは。今、いってくれたとおり松伏町立松伏中学校から来ました。一番変わったのは授業を見ていないということです。職員室にいたり校舎を見回ったり、外を回っていたりという日々が続いています。久々に皆さんに会えて嬉しく思います。いろいろな先生がいろいろな話をしてくれて、みんなもとても暖かいですよね。涙もあって、すごくいいなと思いました。松伏中も今日離任式をやっています。みんなには感謝という言葉を言いたいと思います。後ろにいる先生方を含めていろんな先生に感謝をしています。それがあって今があると考えています。みんなも友達に先輩に後輩に、お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん、近所の方に感謝の気持ちをもって進んでいってほしいなと思います。同じ地区ですので顔を合わせることがあるかと思いますけれど、先生も頑張っていますので、みんなも胸を張って堂々と北中の生徒である誇りを持って頑張ってほしいと思います。
一之瀬校長先生   皆さんこんにちは。あいさつ一番、私を含めて12人。12回目のこんにちはをしてくれましたが、さすが北中、あいさつ一番の伝統が息づいている。それから約1ヶ月ぶりに校歌合唱を聞きました。「むらさき薫るわが校旗、かかげて進むこの誇り」北中生としての誇り。素晴らしい合唱だね。1年生の皆さん、どこの中学校でも校歌はあります。でも、三郷市立北中学校の校歌ほど素晴らしい合唱、そして2・3年生が一生懸命歌いつないできた校歌合唱はありません。6年生の仲間が様々な中学校へ行ったけれども、今度あったら聞いてみてください。北中学校しかない、北中学校ほどの学校はないと前校長として私は断言できる。それはここにいる2・3年生が頑張ってくれている、そしてこの春卒業した前の3年生、今新入生の1年生のお兄ちゃんやお姉ちゃんが高校1年生だったり2年生だったり3年生だったりいると思います。そういう北中の54年間、今年は55年目ですけれどそういう伝統が息づいている。そして校歌合唱はここにいる3年生2年生が作り上げたものです。ぜひ歌声一番の北中学校の誇りとして、歌いつないでいってもらいたいというふうに思います。今日は離任式ですね。式です。学校にはいくつかの儀式的行事があります。平成28年度がスタートしてからこの式はたぶん2回目。入学式・始業式の後、対面式は生徒会がやっていますから、もう約1時間経っていますけれども、500名以上の生徒がビシッと話を聞いている。まさに授業一番がしっかりできている。とっても嬉しいです。2年生3年生には3月25日の修了式に君たち一人一人からいただいたメッセージ入りのTシャツ。私の宝物にしています。本当は今日ここに着てこようかと思いましたけれども、やめました。家に飾ってあります。あのTシャツを見るたびに2年生3年生のことは思い出しています。あれは確か3月25日は金曜日でした。そしてその翌々日の27日は吹奏楽部の体育館で行われた定期演奏会に参加させていただきました。2年生3年生の中にたくさんの吹奏楽部部員がいると思いますけれども、改めて吹奏楽部の皆さんから心のこもった花束やメッセージをいただいて、本当にありがとうございました。とにかく酒井さんがお話ししてくださいましたけれども、平成28年3月31日をもって、学校の先生という職業を無事終えることができました。私にとっては北中生と北中学校のことだけを考えて仕事をしてきた3年間でした。そしていつも皆さんのことを誇りに思っていました。今でも思っています。私は4月から皆さん知っているとは思いますが、月曜日から金曜日までは瑞沼市民センターというところで働いています。いろんな中学校の生徒が来ています。よくわかります。土曜日も仕事をしておりまして、ある大学で授業をしています。大学2年生と3年生に授業をしていますが、2年生は皆さんより5つ年上。3年生は6つ年上の人たちです。彼らに私が話をしているのは、今も三郷市立北中学校の取組。大学生になってももうすぐ社会人になりますが、あいさつ一番の大切さを繰り返し繰り返し話をしています。世間では大学生は勉強をしないといわれていますが、4月に9日から4回授業をやりましたが、驚いたのはこの前の30日は特に驚きました。ゴールデンウィークの最中にもかかわらず全員が遅れることなく参加しました。思いっきり褒めましたけれども。北中生の3年生2年生は中学生のゴールは決まっています。ゴールに向かって夢や希望、北中は今年度から夢を叶える北中と聞いています。一人一人が持っている夢を、皆さんの一人一人の努力とここに居られる新しい先生のご指導、保護者の方々の協力や支援、指導をしていただきながら素晴らしい北中学校の生活を送っていただきたいと思います。3年生は2年間、2年生は1年間素晴らしい思い出をありがとうございました。元気に頑張ってください。