標準語って何ですか?

 「標準語」という言葉は、どこからやって生まれたのでしょうか?

 「標準語」とは、「一国で、規範的・理想的なものとして認められている。共通の言葉」(岩波国語辞典)ということです。
 「標準語」は、東京地方の言葉をもとにして、当時の政府が様々な方言を1つにしようとした結果の言葉です。
 江戸時代から明治維新(明治時代)に移り変わる時に生み出されたために…(O.O;) (o。o;)
 たとえば、「こら  こら!」は、薩摩弁で「ちょっと ちょっと!」という意味です。当時、「警察官」になった人の多くが薩摩(鹿児島)出身だったために、「ちょっと」がなぜか「怒られている」ように感じてしまったようです。
 
 標準語だと思っていても…普段使っていそうな言葉の中に方言が使われているのですよ!

東京のど真ん中は、めちゃ うざい っしょ

けど、あすこの3階 に 行ったら、

まったりしてられん  じゃん。

 さて、その実態は…

           (関西)     (関西) (多摩) (北海道)
東京のど真ん中は、めちゃ うざい っしょ

(関西) (関東) (九州) (九州)  (関西)
 けど、 あすこ3階 に 行ったら
           さんかい→本来はさんがい

(関西)     (関東) (山梨? 横浜?  三河?)
まったしてられ  じゃん

 それを標準語で、言い表すと… (O.O;) (o。o;)

カタカナ語は正しく使いましょう!

ハイブリッド」の意味を分かっていますか。(・_・>)
自動車のことではありません。

日本語を表すには、「漢字」以外にも「カタカナ」や「ひらがな」があります。
漢字を使っている言葉として、日本語と中国語があります。
でも中国語には「漢字」しかないのです。(・_・) 
外来語も全て「漢字」です (・_・>)
日本地図
もし、日本語に「カタカナ」や「ひらがな」がなかったらどうでしょうか…
日本語で、外来語を表すのに「カタカナ」はとても都合の良い方法だったのです。
日本に漢字が伝来して以来、「公文書」は漢字で表していました。
「カタカナ」や「ひらがな」は、漢字の一部を変化させて作り出したものだそうです。
平安時代の女性が使い始めたのが、ご存じ「ひらがな」です。この「ひらがな」を使って、あの「平安王朝文化」が開花しました。

江戸時代の末に大量に入り込んだ西洋文明にすぐ対応できたのは、この「カタカナ」があったからです。
様々な外来語を理解するのに、とても役立ったわけです。

さぼる」は、フランス語に由来する「サボタージュ」sabotage(仕事をなまけてやらない…)を日本語に取り入れたものです。

日本語ってすばらしいですね。 (^○^)

では、答えです。
「ハイブリッド」(hybrid)とは… 「複数の方式を組み合わせる」ということです。
「ハイブリッドカー」となると、… 「電気モーター」と「ガソリンエンジン」などを組み合わせた車という意味になります。

「カタカナ語」は大変便利ですが、その意味を正しく知って使えるようにしましょう。(-o-)/