髙橋萌木子さん

 女子短距離界で大活躍の髙橋萌木子(たかはし ももこ)さんは、前間小学校平成13年3月(平成12年度)の卒業です。
 前間小学校から三郷市立早稲田中学校へ進み、全日本中学校選手権200mで優勝をかざりました。
 髙橋萌木子さんの前間小の卒業アルバムの「未来の職業」の頁には、「陸上日本代表」と書かれています。小学生の時は少年野球に入っていたり、中学校でもソフトボール部で活躍したりと、けっして陸上競技のみだったわけではありません。しかし、陸上競技に関しては、強い目標と決心があったことが、この卒業アルバムからも感じられます。
 小学校の卒業文集によると、髙橋萌木子さんが陸上競技を楽しく思うようになったのは、3年生から参加した陸上大会がきっかけだそうです。そして、練習にはかかさず参加したそうです。また、こうした小学校生活がとても楽しかったと書いています。
 将来の職業を「陸上日本代表」としたとおり、平成21年には100mと200m、4×100mリレーの3種目で世界陸上に出場しました。また、日本選手権では100mで優勝、ユニバーシアードでも100m銀メダル、アジア選手権では200m、4×100mリレー優勝という、すばらしい成績をあげました。
 そして、平成22年6月6日、日本選手権女子200m決勝で、ゴール寸前でライバルの福島千里選手をくだし、みごと優勝をかざりました。おめでとう、髙橋萌木子選手。
 その後、日本インカレでは100m・200mで見事優勝。国体4×100mリレーでも埼玉県チームの2走として活躍し優勝を果たしました。これで、高校100m3連覇。大学100m4連覇の偉業を成し遂げました。
 平成23年は、陸上の名門「富士通」に就職しました。社会人一年目の今年は、5月にJAPANチームの4×100mリレーの2走で日本新記録。7月のアジア選手権では100m・4×100mリレーで日本代表として出場。8月のテグ世界陸上大会では3回連続で日本代表として出場。9月に行われた第59回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会では100m・200mで優勝を果たし敢闘賞を受賞しました。
高橋萌木子さん

・・・高橋萌木子さんから後輩達へのメッセージ・・・
 私の好きな言葉は、『努力は裏切らない』です。この言葉をずっと胸に秘め取り組んでいます。みなさんも最後まであきらめずにがんばってください。私もあきらめません。みなさんとまた会える日を楽しみにしています。
※2019年 鳥取ワールドウィング所属
高橋萌木子さん

※2020年 9月5日に行われた鳥取県内の記録会で12秒43を記録したのを最後に引退した。

※2021年 1月、地元三郷に帰郷し、現在はスポーツメンタルトレーナーの資格習得を目指している。



窪江優美さん

 女子パワーリフティング界で大活躍の窪江優美(くぼえ まさみ)さんは、前間小学校平成15年3月(平成14年度)の卒業です。
 前間小学校から三郷市立早稲田中学校へ進み、高校3年生の時に世界サブジュニアパワーリフティング世界選手権大会に日本代表として出場しました。
 窪江優美さんの前間小の卒業アルバムでは、自分を「大の読書好き」、20年後の夢は「小説家」と書かれています。そんな窪江さんは中学生の時にハンドボール部で活躍し、高校生では陸上部に所属し、ハンマー投げの選手としてインターハイ出場を果たしました。同時にウエイトトレーニングの一環としてパワーリフティングを始め、力を付けて日本代表となりました。
 そして、大学のパワーリフティング部に所属し、活躍しました。
窪江さん
【パワーリフティング競技】
 スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目で、バーベルを持ち上げその重さを競うスポーツです。各種目とも試技は3回まで、1回上げれば成功となります。審判は主審、副審の3人で行い、2人以上成功と判定すれば成功となります。
 ・スクワット →バーベルを肩に担いで、しゃがんで立ちあげるもの。
 ・ベンチプレス→ベンチ台に横になり、胸の上でバーベルをあげるもの。
 ・デッドリフト→床に置かれたバーベルを垂直に引き上げ、足と背中が伸びるまであげ るもの

・・・窪江優美さんから後輩達へのメッセージ・・・
 勉強も運動も地道に続けていくことが大切です。苦手なことでもまずは挑戦し、努力することで結果が出てくることもあります。一生けん命に取り組んだことは必ず将来役立つのでがんばりましょう。


小栁達司さん

 関東学生サッカー界で活躍中の小栁達司(こやなぎ たつし)さんは、前間小学校平成14年3月(平成13年度)の卒業です。
 前間小学校から三郷市立早稲田中学校、千葉の高等学校、東京の大学へと進みました。
 小栁達司さんは小学生の時、校内持久走大会で5年連続優勝。長距離走だけではなく短距離走も速く、三郷の陸上選抜メンバーとしても活躍しました。また卒業アルバムには、将来の夢は「Jリーガー」と書いています。
 そんな小栁さんは幼稚園年長の時にサッカーを始め、中学・高校・大学とサッカー一筋に取り組みました。大学4年時の今年は、チームを2部から1部に昇格させるべく中心となり大活躍し、見事2部優勝を勝ち取りました。 
 そしてこの度、努力が実り、小学校の時の夢を現実のものとしました。平成24年4月より、プロサッカー選手として「ザスパ草津」に入団します。
 本校にもサッカー選手をめざしている児童がたくさんいます。子どもたちのあこがれの選手としてこれからもがんばってください。応援しています。
小柳達司
 平成24年4月1日、第6節横浜FC戦でDFとして待望の初スタメンを果たしました。相手FWの三浦知良(カズ)選手等を90分間しっかりとマークし活躍しました。
 4月8日、第7節カターレ富山戦にもDFとしてスタメン出場を果たしました。
 この試合では、本校の卒業生福田俊介さん(平成10年卒)もカターレ富山のDFとしてスタメン出場しました。
 互いに持ち前のスタミナをフルに活かし、90分間動き回りました。結果は、ザスパ草津が2対1で勝利を収めました。

※小栁達司さんから後輩達へのメッセージ・・・
 常に夢や目標を持って努力すれば、必ず努力は報われます。そして、いつも一生懸命に取り組んでください。がんばれ 前間!

※2019年 ヴァンフォーレ甲府に所属

※2020年、CB右ストッパーとしてレギュラーに定着。コロナ禍による過酷な試合日程に対してチーム戦術としてターンオーバー制をとる中、32試合に出場。

※2022年 J2ブラウブリッツ秋田に所属

福田俊介さん

平成10年度卒業生

1999年 - 2001年 三郷市立早稲田中学校
2002年 - 2004年 西武台高校
2005年 - 2008年 法政大学

 2005年に第83回全国高等学校サッカー選手権大会の大会優秀選手、2008年には全日本大学選抜に選ばれるなど活躍。

2009年に大宮アルディージャに入団。2011年6月30日、カターレ富山へ期限付き移籍し、シーズン途中の加入ながらリーグ戦19試合で2ゴール(他に天皇杯2試合1ゴール)、2012年も期限付き移籍を延長、リーグ戦35試合に出場し4ゴールを挙げ、主力として富山のJ2残留に貢献した。

2013年1月、大宮アルディージャに復帰。復帰した2013年は1試合、2014、2015年はリーグ戦、カップ戦通算各13試合の出場、大宮がJ1に復帰した2016年ファーストステージでは2試合、カップ戦で1試合出場。

2016年7月22日、ギラヴァンツ北九州に期限付き移籍、シーズン終了後北九州に完全移籍した。

2019年、ザスパクサツ群馬へ移籍。

2020年2月2日、アヴェントゥーラ川口へ移籍。