キャベツの葉はなぜ丸い?

2021年09月29日

 9月29日(水)

 1年生の技術は、冬野菜の植付け前の学習です。先生から標題の質問が投げかけられました。生徒のやる気が一気にアップ、あーだこーだ理由を言い合うことで授業が盛り上がりました。実は、昔のキャベツは結球していなかったそうです。キャベツの祖先は、ヨーロッパの地中海から北海にかけての海沿いの崖などに自生していた、ケールの仲間だったと考えられています。そのケールの中にも弱く結球するものがあったようです。結球することのメリットに誰かが気が付いたのでしょう。人の手によって、より結球するケールが選抜されていった結果、1世紀ごろのイタリアで原始的なキャベツが成立したと考えられています。授業では「丸く突然変異したケールを人が品種改良した」とまとめられました。人間の知恵の素晴らしさに感心ですね。学校ファームも準備が進められています。