戦争が終わった日

2020年08月15日

 今日8月15日は、太平洋戦争が終わった日です。今から75年前、1945年(昭和20年)8月15日に太平洋戦争は終わりました。当時の日本国民だけで、310万人の人がこの日までに亡くなりました。310万人といっても、どれくらいの数かピンとこないでしょうが、当時の日本の人口が7214万人くらいですから、国民の4.3%が亡くなったことになります。中でも、若い男性の多くは兵隊として戦地に行かされ亡くなりました。その数は、230万人とも言われています。今、私たちは当時を振り返って、「なんと愚かなことを」と言いますが、その当時の人々でも、そう思っていた人は大勢いました。でも、本当のことが言えなかった時代だったのです。今、私たちは自分の頭で考えることで、自分の意見を自由に言えます。しかし、考えなければ意見は言えません。まずは、皆さんには太平洋戦争について知ってほしいです。次に、それはどういう戦争だったのかということに関心を持ってほしいです。無知(知らないこと)、無関心(関心を持たないこと)が一番いけません。まず知ること、そして関心を持つこと。そこが入口となり、自分の考えが生まれてきます。8月15日をきっかけに、ひいおじいさん、ひいおばあさんに話を聴いたり、本や新聞を読んだり、テレビやラジオの番組を見聞きするなどして、太平洋戦争について知りましょう。平和の継承者は、未来を担う皆さんなのですから。